ドラマ化で再度注目を集めているのは、二宮正明さんが描く漫画「ガンニバル」です。
供花村(くげむら)という閉鎖的で、謎多きところに主人公の警察官、阿川大悟が赴任します。
最初は警戒された大悟ですが、村人や仲間の協力を得て謎を解いていきます。
物語の中で岩男の祖先や、岩男の正体が気になっている方がいらっしゃるのではないでしょうか。
この記事では、ガンニバルの岩男の祖先が何か、正体をネタバレ解説します。
ネタバレ解説で、ガンニバルとともに岩男について知っていただきたいと思います。
最後までぜひご覧ください。
Contents
ガンニバルの岩男の祖先は何?
岩男の祖先は、旧後藤家を破壊した野盗グループです。
銀により、旧後藤家は破壊されます。
その際に、銀は直接後藤家には手を出しておらず、裏で手を回していました。
後藤家を荒らし破壊させたのが、野盗グループです。
その後、野盗グループが新しい(現在の)後藤家となりました。
その際銀は、野盗グループと「自分と子供を生かし、後藤家の当主になる」という取り引きを行います。
表向きは銀が新後藤家を牛耳っていたようですが、野盗グループが新後藤家と名乗るようになりました。
また岩男という人物がいることから、野盗グループの子孫が生まれて、後藤家の構図が変わっていると、うかがえるのではないでしょうか。
ガンニバルの岩男は山賊?
岩男の祖先である野盗グループは山賊で、岩男は山賊の血を受け継いでいます。
また、山賊の末裔である新後藤家は、岩男と同じく山賊の血を受け継ぐ者たちです。
これは、銀と野盗グループ(山賊)が行った取り引きに関係があります。
村の飢餓を鎮めるための奉納祭で、銀が生贄として山に追いやられたときに彼らと出会いました。
その時、人を襲い食べていた山賊は、銀や白銀も例外ではなく食べられそうになったのです。
しかし銀は彼らと取り引きを行い、白銀と一緒に生き延びることはもちろん、供花村に戻ることができました。
幼い恵介が銀に人食いについて質問したことがあり、その際銀は恵介に次のことを話しています。
旧後藤家と新後藤家は違うことや、自分は当主となったが裏では山賊が牛耳っていたことなどです。
銀にも「山賊に食い殺される」という恐怖があったことが分かりますね。
銀の言葉からも分かるように、岩男たち(山賊)が供花村や新後藤家を牛耳っており、銀や白銀はお飾りであったことが明らかになりました。
また山賊と言うことから、岩男の怪力の理由が少し分かりましたね。
ガンニバルの岩男の正体をネタバレ解説!
岩男の正体は、人食いです。
岩男の祖先たちは山賊で元々山に住んでおり、人を殺して食うことで生きていました。
銀と取り引きした祖先たちにより供花村で暮らすことになりますが、岩男の体は、巨体で怪力という形で山賊の面影が残っているようです。
物語が進むにつれて、岩男は人に暴力を振るうことが増えていきます。
また物語の終盤で岩男が「人を殺して、食い尽くすのが本能」と言うように、それこそが岩男の正体です。
そして、山賊たちが新後藤家を作り出しました。
新後藤家ができてから、岩男が人を食うことはなかったのかもしれません。
しかし「自分たちは山賊で人を食って生きてきたのだ」と新後藤家に言い放った瞬間から、再び人食いを始めてしまいます。
この時、供花村で行われていた人食いの始まりは、彼らだったことを旧後藤家の人たちは知るのでした。
岩男は山賊である本能を呼び覚ましてしまったのか・・・
ガンニバルの岩男と後藤家の関係は?
岩男と後藤家の関係には、血の繋がりはありません。
岩男は山賊の血を受け継ぐ人物であり、後藤家の恵介などとは違う血筋の人物です。
また、後藤家と言うよりも、恵介との間の関係性の方が強く結びつきがあったでしょう。
物語の中で岩男は当初、怪力ではあるものの恵介と仲がよく、恵介を助けたいと強く思う人物でした。
恵介を傷つけるものは、暴力を振るってでもねじ伏せるような人物で、情に厚いようにも感じますよね。
また、銀より「恵介を助ける兵隊」と教えられてきた岩男は忠実に守っていました。
しかし大悟が人食いについてや、村の秘密を探り始めたことで歯車が狂い始めます。
最初は大悟を警戒していた恵介が、徐々に心を開いて供花村での事件について大悟に加担するようになると、強い憤りをあらわにして暴れ出します。
恵介と仲がよく、守りたい一心だったはずの岩男は、次第に制御ができないようになるのです。
山賊が操っている供花村を誇りに思い、それを荒らさず近くにいた恵介の存在が、岩男にとって心地の良い場所だったのだと考えます。
ガンニバルの岩男の正体は漫画何巻で読める?
岩男の正体について読めるのは、漫画の12巻です。
12巻では岩男の正体が山賊で人食いだということ、白銀の最期や銀が恵介に旧後藤家について伝える場面などが描かれています。
また岩男の「俺たちは食人種」と言う場面では、恵介の声も届かずターゲットにした大悟や恵介を殺すという目的に変わってしまいます。
さらに過去と現代の話が交互に描かれており、過去にも岩男という人物が登場しています。
これは、岩男という同じ名前の人物が過去にいたということです。
銀の色香により惑わされていた正宗が、「あいつの生き写しだ」と語るように、岩男という人物が過去にも暴れ回ることがありました。
銀に暴力を振るって「お前を生かしているのは山での約束のためだ」と言うほど、強い権力があったと考えます。
その息子も岩男という名前であり、銀亡き後、新後藤家を牛耳る人物になっていたのです。
昔にも岩男という名前の人がいたのか・・・同じ名前って不思議な感じがする。
ガンニバルの岩男は最後どうなる?
後藤家との最終決戦が終わり、後藤家全員が投降したが岩男だけは違いました。
供花村の混乱の元凶を作った大悟だけは許せず、狂ったように襲い掛かります。
しかし大悟と岩男の戦いの最中、神山正宗が岩男の頭を撃ったことが致命傷に。
頭を吹き飛ばされても動く岩男に大悟は驚きます。
正宗に襲い掛かろうとする岩男を大悟が止め、ついに岩男は死亡しました。
まとめ
今回は、ガンニバルの岩男の祖先は何かや、正体をネタバレ解説しました。
岩男は、ガンニバルの物語の中で謎の多い人物です。
そんな岩男の祖先や正体について、気になっている方が多いと思います。
また岩男は、後藤家や恵介にとってどんな存在だったのでしょうか。
この記事のネタバレ解説では、何巻で岩男について読めるのかも紹介していますので、参考にしてください。
ガンニバルを改めて深掘りして、岩男についても知っていただけたら嬉しいです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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